予防接種

当院の予防接種について

当院の予防接種について

当院は日本小児科学会の方針に基づき、現在接種できるワクチンについては、ほぼすべて取り扱っております。

院内感染を防止するため、通常の診療時間とは別枠で時間を設けて実施しておりますのでご安心ください。

予防接種の詳細については、
こちら→http://idsc.nih.go.jp/vaccine/vaccine-j.html

ワクチンの分類

ワクチンには、「生ワクチン」と「不活化ワクチン」、「定期接種」と「任意接種」といった分け方があります。

生ワクチンと不活化ワクチン

生ワクチン

対象:ロタウイルス/BCG/MR(麻疹風疹混合)/水痘/おたふくかぜ
生ワクチン接種後、次の予防接種まで28日(4週間)以上あける。

不活化ワクチン

対象:Hib/肺炎球菌/4種混合/B型肝炎/日本脳炎/2種混合/季節性インフルエンザ
不活化ワクチン接種後、次の予防接種まで7日(1週間)以上あける。

定期接種と任意接種

定期接種

法律に基づいて実施される予防接種のことで、費用は公費負担となります。
対象:Hib・肺炎球菌・4種混合・B型肝炎・BCG・MR・水痘・日本脳炎・2種混合

任意接種

費用は自己負担となりますが、病気予防のため接種が推奨されているものです。
対象:ロタウイルス・おたふくかぜ・季節性インフルエンザ・小児肺炎球菌13価(小児肺炎球菌を7価だけで接種終了した方)

院長からのメッセージ

当院では、できるだけ短い時間で接種を終わらせるようにしております。
直前まで注射を見せないようにしたり、気を紛らわせたりして、お子様にはなるべく恐怖心を与えないようにつとめております。

保護者の方のほうが緊張すると思いますが、その緊張はお子様にも伝わってしまうので、保護者の方は、できるだけリラックスした気持ちでいるようにしましょう。

当院で対応可能な予防接種

当院で対応可能な予防接種

Hib(ヒブ)

Hib感染症は、ヘモフィルスインフルエンザ菌b型という細菌によって起こる病気です。そのほとんどが5歳未満で発生しますが、特に乳幼児は注意が必要です。

Hibの感染による重篤な疾患として、肺炎、髄膜炎、化膿性の関節炎などが挙げられますが、これらの発症者のうち3~6%が亡くなると言われています。また、髄膜炎になると回復した子どもの20%に難聴などの後遺症が見られると言われています。

ワクチン接種により、Hibが血液や髄液から検出されるような重篤なHib感染症にかかるリスクを95%以上減らすことができると報告されています。

小児用肺炎球菌

肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって起こる病気で、そのほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児で注意が必要です。

肺炎球菌の感染による重篤な疾患として、肺炎、髄膜炎、中耳炎などがあります。特に髄膜炎になると、2%の子どもが亡くなり、生存した子どもの10%に難聴、精神発達遅滞、四肢麻痺、てんかんなどの後遺症を残すと言われています。

ワクチン接種により、肺炎球菌(ワクチンに含まれるタイプ)が血液や髄液から検出されるような重篤な肺炎球菌感染症にかかるリスクを95%以上減らすことができると報告されています。

ロタウイルス

ロタウイルスは、急性胃腸炎の主な原因ウイルスです。感染すると、2~4日の潜伏期間の後、水様性下痢や嘔吐が繰り返し起こり、重い脱水症状が数日間続くことがあります。

主症状は下痢(血便、粘血便は伴わない)・嘔気・嘔吐・発熱・腹痛であり、通常1~2週間で自然に治癒しますが、重度の脱水から、けいれんや肝機能異常・急性腎不全・脳症・心筋炎などを起こすことがあります。

ワクチン接種により、点滴や入院が必要になるほどの重症化を約90%防げるので、結果として脳炎などの重い合併症も防ぐことが可能です。

4種混合(DPT+ポリオ)

B型肝炎

ウイルスが長く肝臓に棲みついて(慢性化・キャリア化)、肝硬変や肝臓がんを起こします。

非常に感染力が強いウイルスで、感染経路はB型肝炎を持った母親からの分娩のときに子どもにうつる母子感染や、輸血などによる水平感染、患者さんの汗や体液からの感染が知られています。

しかし原因不明のこともよくあり、特に子どもの場合は原因不明のことが多いとされます。

有効な治療薬はなく、乳幼児期にかかると慢性化しやすいですが、ワクチン接種により、約85%の防御効果が期待されると言われています。

BCG

BCG

結核は結核菌によって発生するわが国の主要な感染症の一つです。
空気感染した結核菌が主に肺の内部で増え、咳やたん、発熱、呼吸困難といった風邪のような症状を呈することが多いですが、腎臓、リンパ節、骨、脳など身体のあらゆる部分に影響することがあります。

特に小児では症状が現れにくく、全身に及ぶ重篤な結核につながりやすいため、注意が必要です。結核を発症した場合、無治療でいると50%程度の方が亡くなってしまうと言われており、治った方においても後遺症を残すことがあると言われています。

生後1歳までにワクチンを接種することにより、小児の結核の発症を52~74%程度、重篤な髄膜炎や全身性の結核に関しては64~78%程度、罹患リスクを減らすことができると報告されています。

MR(麻疹風疹混合)

水痘

水痘(みずぼうそう)は、水痘帯状疱疹ウイルスというウイルスによって引き起こされる発疹性の病気です。

空気感染、飛沫感染、接触感染によって感染が広がります。

約2週間の潜伏期ののち発疹が出現、全身性でかゆみを伴う紅斑、丘疹を経て2~3日で水疱となりその後痂皮化します。

主に小児の病気で、9歳以下での発症が90%以上を占めると言われています。小児における重症化は、熱性痙攣、肺炎、気管支炎等の合併症によるものです。

水痘ワクチンの1回の接種により重症の水痘をほぼ100%予防でき、2回の接種により軽症の水痘も含めてその発症を予防できると考えられています。

おたふくかぜ

おたふくかぜ(流行性耳下腺炎)はムンプスウイルスによって引き起こされる、片側あるいは両側の唾液腺の腫脹を特徴とするウイルス感染症です。

2~3週間の潜伏期を経て、唾液腺の腫脹・圧痛、嚥下痛、発熱を主症状として発症し、通常1~2週間で軽快します。
3~6歳での発症が約6割を占めます。最も多い合併症は髄膜炎であり、その他髄膜脳炎、睾丸炎、卵巣炎、難聴、膵炎などが発症することもあります。

ワクチン接種後、約90%前後が有効なレベルの抗体を獲得するとされています。

日本脳炎

日本脳炎

日本脳炎は、日本脳炎ウイルスにより発生する疾病で、蚊を介して感染します。突然高熱や頭痛、嘔吐などの症状が出て、意識障害や麻痺等の神経系の障害を引き起こす病気で、後遺症を残すことや死に至ることもあります。

一般に、日本脳炎ウイルスに感染した場合、およそ1,000人に1人が日本脳炎を発症し、発症した方の20~40%が亡くなり、生存者の45~70%に精神障害などの後遺症が残ってしまうといわれています。

しかし、ワクチンを接種することにより、日本脳炎の罹患リスクを75~95%減らすことができると報告されています。

2種混合(DT)

生後3ヶ月で接種開始できる4種混合(Dジフテリア、P百日咳、T破傷風、Po不活化ポリオ)の中の2種類(Dジフテリア、T破傷風)です。

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