肺炎球菌感染症は、肺炎球菌という細菌によって起こる病気で、そのほとんどが5歳未満で発生し、特に乳幼児で注意が必要です。
肺炎球菌の感染による重篤な疾患として、肺炎、髄膜炎、中耳炎などがあります。特に髄膜炎になると、2%の子どもが亡くなり、生存した子どもの10%に難聴、精神発達遅滞、四肢麻痺、てんかんなどの後遺症を残すと言われています。
ワクチン接種により、肺炎球菌(ワクチンに含まれるタイプ)が血液や髄液から検出されるような重篤な肺炎球菌感染症にかかるリスクを95%以上減らすことができると報告されています。